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2015/12/07 UP 【GOLD世代の 輝く 女性役員たち Vol.1】エキナカから 野菜チップスへ 鎌田由美子さん/カルビー(株) 上級執行役員 事業開発本部本部長

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JR東日本エキナカ事業「ecute(エキュート)」の仕掛け人である鎌田由美子さんは、約四半世紀務めたJR東日本からカルビーへ転身。GOLD世代が選んだ次なるステップの中身とは? 女性リーダーとして上に立つ者のあり方を伺った。(撮影/本誌・大見謝星斗 取材・文/山口登志子)

151223_news_01鎌田由美子さん●PROFILE
1989年日本女子大学卒業後、東日本旅客鉄道㈱(JR東日本)入社。大手百貨店などへ出向後、2001年「立川駅・大宮駅開発プロジェクト」のリーダーとなる。2005年「ecute」を運営するJR東日本ステーションリテイリング代表取締役社長。2008年JR東日本にて地域活性化事業に従事。2012年国家戦略会議フロンティア部会委員。2014年総務省第31次地方制度調査委員。2015年カルビー㈱入社。


151223_news_022005年、「ecute品川」立ち上げ時の写真。駅構内が高級デパ地下のような商業空間となった。右は現JR東日本ス テーションリテイリング社長、三井 剛氏。



国産の野菜をとおして日本を元気にする

鉄道会社から食品メーカーに。異業種へと転身を遂げた鎌田由美子さん。新しい職場での野菜チップス商品開発担当・柚木英明課長との会話は、周囲を笑いに誘い込む。

柚木 「開発部のメンバーでは発想すらできない素材を鎌田さんはみつけてきますからね。土筆(つくし)のときには、面食らいました(笑)」
鎌田 「土筆はきれいに色も出て形もできたので、これはいける!と思ったのに、苦さを理由に男性陣は即座に却下(笑)」

今年2月、カルビーに上級執行役員として迎えられたが、一年を待たないこの11月、通常の半分の期間で新商品の野菜チップス「Veges Energy(ベジーズ エナジー)」を発売までこぎ着けた。国産野菜にこだわった商品だ。
「エキナカの後、地域活性化の仕事をとおして小規模農家さんとのつながりが生まれると、“野菜を普及させたくても売り先がない”といった相談を数知れず受けました」

地方には未知のモノが溢れ、情熱を持った作り手がいる。しかしモノも町も消滅の危機にある。国の地方制度に関するプロジェクトの一員という立場からも日本をもり立てるために役立ちたい。そんな模索を始めた矢先にカルビーからの誘いがあった。
「カルビーでは、じゃがいもを筆頭に国産野菜を使った商品を作ってきましたが、“おいしさ”がコンセプトだったこれまでとはまったく違って、今回は“日本”。国産の野菜をとおして“日本を元気にしよう!”なのです」

培った人脈で新しい販路に(株)ロック・フィールドを開拓。スーパーやコンビニ中心だったカルビーに新風を吹き込んだ。
「おいしいサラダで知られる健康志向のロック・フィールドさんとファストフード志向のスナック菓子のカルビーは一見、対極にある会社。けれども野菜そのものを楽しもうという所では共通しています。野菜は生でもスナックでもおいしい。お客様にいろいろな食べ方でおいしさを楽しんでいただければと思います」

希少性の高い野菜を使用するため、野菜によっては機械化できない加工工程を手作業に頼る今回の商品は、これまでの野菜チップスの概念を変えたもので、「スナックではなく、あくまで野菜」。今回の商品開発の原点となった甘くて柔らかい淡路島産玉ねぎの製品を口にすれば、フワ~サク~、トロ~ンと、素材そのものの味と食感が絶品だ。
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